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【第118回/こんな時こそストレッチ】

久しぶりに、健康ネタを取り上げます。

私は、高校3年の夏、先頭切ってやっていた柔道部の活動時間中に左鎖骨を骨折しています。
若さもありましたので、数ヶ月接骨院に通っただけで普通の生活に戻りましたが、この時以来、左腕ではなるべく重たいものを長時間持たないよう心掛けています。
気温や湿度も関係しますが、過度な負担をかけずに生活していれば、日頃の痛みは随分と軽減されるからです。

そんな左肩とのお付き合いは40年以上。
手懐け方は、もう十分に心得ているつもりでした。

…昨秋、いつもよりやや演奏量が増えていた時、手の痺れが強くなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、肩のダメージは肩だけに表れるのではありません。
私の場合は手に、その症状が表れることが多いのです。

長年の感覚から、これまでとは少し異なる次元に入ったかな…と思い、近所の整形外科に行くと、肩と首のストレッチプログラムを頂きました。
これが何と、驚くほど効果絶大でびっくり。
自分の身体は自分で治す…、正にこの言葉がぴったりです。

このお医者様には、6年前、胸髄腫瘍の手術を受ける際にもきっかけとなる貴重な診断を頂きました。
あの時に先生のひと言がなければ、間違いなく今の私は車椅子生活です。

今回教えて頂いたストレッチは一回20~30分で出来るもので、広い場所や面倒な器具もいらず、費用も全く掛かりません。
一年でも長くピアノを弾き続けたい私は、毎日楽しく実行し、既に半年以上が経過しました。

最近は、コロナによる「外出自粛要請」も、怠け者の私を後押ししてくれています。
集うことを制限されている今、ICT習得に熱を入れるのもアリですが、ゆったりとストレッチタイムを…なんていかがでしょう?

== 2020/04/17 杜哲也 ==




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