【第141回/ウクライナ情勢に思うこと】
ウクライナでの戦争が気になって仕方ありません。
日本では欧米側の視点に立った報道に接することが多く、ロシアはどうしても悪者です。
勿論私も、大が小を虐めているように見えるロシアの振る舞いには強い嫌悪感があります。
そんな中、ロシアの言い分…これを報道しているYouTubeがありました。
よその国がどんな国と仲良くして、いかなる条約を結ぶか、そんなことに口出しすること自体が不謹慎な気がしていましたが、ロシアの歴史から見ると、国の存亡に関わる重要な問題であることが、少しは理解出来ました。
更には、ベラルーシの言い分…これを報道しているYouTubeも観ました。
どんな理由があろうとも、先に手を出した側に付くなんて絶対ダメでしょ…と思っていましたが、ベラルーシの地政学上の立場を踏まえると、この選択が自国民を救うことになる、ということにおいて十分な説得力がありました。
政治、というのは、学問のような「真理の追究」とは異なる世界です。
多少の妥協はあっても、武力衝突を起こさずに自国民の生活を守るのが良き指導者だと思いますし、経過より結果が大事。
その意味からは、ゼレンスキー大統領による国の舵取りだって失敗だと思います。
避難民が隣国に溢れる中、「60歳以下の男は国から出ずに戦え」と号令する姿は勇敢に見えますが、政治的諸問題の解決にその手法を用いる時代じゃないでしょ。
…ふと、思い出しました。
今こそ、グレタ・トゥーンベリさんにご登場頂きましょう!
グレタ先生の前にチョコンと座る、悪ガキ両大統領が叱られている姿を想像してみてください。
「こらぁ!エネルギーを無駄にするな~」
= 2022/03/31 杜哲也 =