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【第157回/大腸ポリープの検査】

先日、大腸ポリープの検査を受けました。
56歳で初めて「要検査」になってから、少なくとも隔年でやっているので、手順や注意事項にもかなり慣れてきました。

お陰様で、今年は異常なし。
初めて、「次は3年後でいいよ」という有難いお言葉を頂きました。

多分、時間にすると15分くらいだと思うのですが、肛門から内視鏡を入れて大腸の終点(実際には始点)まで、リアルタイムで画面越しにピンク色の内壁を目視出来る検査です。

検査用の管は、胃カメラと比べるとかなり太目です。
その理由は、検査中にポリープを発見すると、その場で切除が出来る仕組みが内蔵されているため。
(その他にも理由があるのかもしれませんが、詳細は存じ上げません。)
実際そのハサミには、ここまで3回もお世話になっています。

思い起こすと、何も分からずに臨んだ初回の検査は驚きの連続でした。

生まれて初めてそんな所(!)に管を突っ込まれ、しかも「見易いように…」と注入される空気で腹がパンパンになって苦しんでいる最中に、「もりさん、ポリープあったよ。切っていい?」なんて質問されても、「いや、今は切らないで。」なんて言えマセン。
日帰りのつもりで検査に来たのに、3日間入院させられるハメになり、事情を話してなかった家族からは総スカン。仕事のスケジュール調整も大変デシタ。

もし、ご経験者とこの検査の話をする機会があれば、管が大腸内を動く時の異様な感覚や、目の前の画面に自分の内臓が写る不思議な心理を楽しく語り合う自信があります。
(残念ながら、まだ語り合ったことはありませんが。)

そして毎回感じるのは、現代の医療技術の有難さ。
これが、特別な大病院でなく、極普通のクリニックで出来てしまう日本は、まだまだ捨てたもんじゃない!
安心して創作活動に打ち込めるこの状況に感謝して、もうひと踏ん張り、頑張りたいと思います。

= 2023/07/06 杜哲也 =


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