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【第167回/リーダーライブやります】



来月(2024年6月)、久しぶりのリーダーライブ「フィルタイム・コンサート」をやることになりました。
リーダーライブは使うエネルギーも半端なく、(年齢的に)もう開催することはないかな…と思っていたのですが、今回、幾つかの偶然が重なって、「やるっきゃない!」という気持ちになりました。

幸運なことに、還暦過ぎてからも、新しい刺激を与えてくれる素敵な出会いが毎年のようにあります。
私が、この業界で生きてきて良かった…と思える所以です。
そして、「この人たちのために書きたい!」と思い始めると、もう止まりません。

キャスト5名のうち4名は、ここ数年にお付き合いが始まった方々で、スタッフの中には初めてのご縁もありました。
長年に渡って共に作品を創り続けてきた「戦友」とも言える仲間からは全面的な支援を得て、いよいよ本番まであと1ヶ月となっています。

皆さんは、「二十四節気」という言葉をご存じでしょうか。
春夏秋冬各々を6つに分け、計24の季節で1年を区切る暦のことです。
今でも使われている「立春」「夏至」という言葉は、それぞれ二十四節気の中のひとつです。
ライブ当日の6月15日は、「芒種」から「夏至」に向かう時期。
欧州では、この時期にしばしば妖精が現れて、森の中で不思議なことが起こる…という言い伝えがあります。

ライブ前半は、vn、pf、b、という編成のラピス・トリオ。
しかし、今回ラピスが取り組む曲が「夏の夜の夢(メンデルスゾーン)」であることは、上記だけが理由ではありません。

「オペラシアターこんにゃく座」は、日本語オペラを50年に渡って創り続けている、私の大好きな劇団です。
今回この劇団から、鈴木裕加さんをお招きすることが出来ました。
私が最初にこんにゃく座の舞台を観たのが「夏の夜の夢」(1996年)だったのです。

「戦友」原田佳夏には、この奇跡のようなシチュエーションにピッタリの脚本を書いてもらい、日高恵は演出に専念します。
そしてもうひとつ、この新作朗読歌劇「蛍の記憶」が出来るまでに避けて通れないのは、ユニークな二重奏団「Indeed!(ホンダーネ)」との出会いです。
昨年秋に初めてホンダーネさんのライブを体験した帰り道、もう頭の中では鈴木裕加さんが歌う新しい歌が鳴り始めていました。

6月15日は、皆様を蛍と妖精が飛び交うファンタジックな森の中へ誘います。
是非、サロンドユー(三鷹)まで、足をお運びください。
お申し込みは、杜哲也までどうぞ!

= 2024/05/11 杜哲也 =


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