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【第50回/術後7ヶ月】

この春、人生初の全身麻酔で4時間の手術を受けました。
一昨日、無事に7ヶ月が経過したところです。

背中の真ん中辺りに腫瘍を作ってしまい、それを除去しました。
背骨の周囲には、大切な神経が沢山通っています。
そこに出来た腫瘍が長年かけて大きくなり、神経回路を圧迫してきました。
幸い腫瘍は良性だったため病気の進行は遅く、日常生活に目立った支障はありませんでしたが、逆に放置期間が長くなってしまいました。

手術直前は、歩行機能に大分障害が出ました。
執刀医の先生も、何年くらいかけてこの大きさ(…3センチ四方くらい)になったかは分からない…とおっしゃっていました。
このまま手術しなければ一生車椅子生活だった…とも言われました。

まだ下肢に痺れはありますが、後遺症は1年ほど様子を見てください…と言われた割に、7ヶ月経過した現在、既に階段の上り下りが手摺りなしで行けるようになっています。

この間、仕事面でも生活面でも、多くの人たちに助けて頂きました。
本当に有難うございます。
心より感謝します。
ご心配お掛けしてすみませんでした。
これまでの人生で向き合うことのなかった、病と戦う人たちの心理状態というものを、少しだけ理解出来たと思います。

今日、お仕事が出来ることに感謝して、まだまだ頑張りたいと思います。

2014/10/21 杜哲也


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