column
【不条理なこと】
世の中、不条理なことだらけ。
例えば…、
動物愛護の精神がないわけではないのに、肉や魚を食べ、動物園や水族館に行き、競馬や闘牛という文化があること。
→入学試験で、自分が合格したらその分は誰か落っこちる…に似てるかな。豚さん牛さん、ゴメンなさい。
ゴミ集積所から、近い家と遠い家があること。
→戸建の住宅地では切実な悩み。いざ自分のこととなると、既得権益を守りたい人がほとんど。なぜ輪番制が普及しないのか不思議。
収監中の受刑者でも、仲間がハイジャックして国家を脅すと釈放されること。
→ダッカ事件当時私は高校2年。この世の不条理を実感した、最初の出来事だったかもしれません。
原子爆弾を持つ国が、他国に「危険だから持つな」と言うこと。
→ある意味、とても正直な子供の喧嘩。実際、持ってない国が言っても効果はないだろうし、言わないよりは言った方が良いかも。…だけど何か変。
神に愛を誓って結婚したカップルが、離婚してしまうこと。
→もし私が神なら…と考えました。大切な儀式の度に何千年にもわたって呼んで頂きながら、あまりお役に立てない状況に自己嫌悪。もうそろそろ、私には誓わないで欲しい。
他にも…、
不当判決により、何十年も刑務所で過ごした人がいること。
在日米軍基地が、沖縄県に異常に偏っていること。
政教分離なんて、本当は不可能であること。
シドニー五輪柔道決勝での篠原選手の「内股すかし」。
1978年日本シリーズ第7戦での大杉選手の「ホームラン」。
「編曲」「カバーバージョン」と「同一性保持権」のこと。
…などなど、考え始めると腹立たしいやら情けないやら。
で、私なりの結論。
→好き嫌いで決める。
これしかありません。
それもまた不条理ですが…。
2011/08/01 杜哲也